こんにちはhamuwoです。
「ゲーム専門学校って本当に就職できるの?」「どんな就職先があるの?」という不安を持っている、学生さんやその親御さんに向けて解説していきます。

「ゲーム専門学校で就職できるか?」の結論を先にお伝えすると、
就職は簡単ですが、就職先が非常に大切。
です。
実際にわたしの同級生達がどれだけ就職して、どんな就職先に行ったか?
ゲーム専門学校に入ったからこそ分かる就職事情についてお伝えします!
目次
ゲーム専門学校で就職はできる?

そもそも大学と違い、専門学校は就職を目指すための学校です。
就職のための授業があり、就職のための資格を取得して、就職までたどり着くことは容易です。
また、ゲーム専門学校にはゲーム業界への就職するためのパイプがたくさんあります。
ゲーム専門学校の就職パイプ
- 有名企業へインターンに行ける。
- 就職作品展示会を開催して業界人が見に来てくれる。
- 卒業生が就職先で活躍していると採用されやすくなる。
- 卒業生と面識があると面接の声がかかる。
- 卒業後も同級生から面接の誘いがある。
インターンへ行った企業から「面接に来ないか?」と声がかかったり、企業に作品を見せに行かなくても業界人から見に来てくれるなど、就活を始める前に就職活動が終わる学生も少数ですがいましたね。
ゲーム専門学校の就職率は本当?
就職率100%と謳っている学校もありますが、それだけ高いと「本当に?」と思う方も多いのではないかと思うので解答します。

「就職率」という言葉には裏があり、ゲーム業界に就職しなくても就職率は上がります。
IT企業や電気屋、花屋でも関係ありません。
その中でゲーム業界に就職する割合は学生のやる気次第ですが、

就職先の項目で後述しますが、この数はゲームメーカーとゲーム開発会社2つに入った人の数です。
これでも、超多い方です。(笑)
ゲーム専門学校が「ゲーム業界の就職率」を提示している場合もありますが、ゲームの不具合を探すデバッグなども含まれている可能性もあるので注意です。
ちなみに、学校によっては就職率98%と数値を落としているところもありますが、100%も98%もほとんど変わりません。
わたしが知っている専門学校の就職率が低くなる理由は、このようなものがあります。
就職率が下がっている理由
- 病気で一時入院する
- 実家の家業を継ぐことになった
- 継続して勉強するために、他学科に再入学したり進学する
病気や家庭の事情などの学校で対処できない内容や、「まだ勉強したいから就職しない」という前向きな理由が多いです。
ゲーム業界は専門学校へ行けば入れる?

ゲーム専門学校で教えてくれる内容は基礎知識のみで、業界就職できるかは、個人の努力次第です。
「授業を受けてゲーム業界に入れないなら入学する意味あるの?」と思った方もいらっしゃるかもしれませんが、最低限必要なことは教えてくれます。
ゲーム専門学校が教えてくれること
- どんな技術を身につければいいか?
- どんなものを作ればいいか?
- 毎日どれぐらい制作すればいいか?
- ゲーム会社にどうやってアピールするか?
- どんな会社を就職先としていいのか?
ゲーム業界に就職できるのは個人の努力次第と言いましたが、間違った方向で努力しても意味がありません。
ゲーム専門学校は少なからずとも、学内の勉強と制作物でゲーム業界に就職者を出している実績があります。
もちろん多額の学費はかかりますが、ここで努力すれば業界就職は必ずできます。
ゲーム専門学校の就職先は?
ゲーム専門学校全体の就職先をまとめます。
ゲーム専門学校の就職先
- ゲームメーカー
- ゲーム開発会社
- 外部受注会社
- その他
1.ゲームメーカー(パブリッシャー)
自社で企画・制作・販売までを行うゲーム会社です。任天堂・CAPCOM・SEGAなどの有名大手企業を指すことが多いです。
企画や制作を行う会社は他にも多く存在しますが、販売を行っているゲーム会社(ゲームメーカー)は数が少ないです。

2.ゲーム開発会社(デベロッパー)
ゲームメーカーから発注を受けてゲームの制作を行う企業です。
ゲームメーカーと比較すると、とても数が多いのが特徴です。
任天堂周りを上げるだけでも、ポケモンのゲームフリーク、カービィのハル研究所、ファイアーエムブレムのインテリジェントシステムズなどがあります。
他にも、バンダイナムコスタジオ、プラチナゲームズ、サイバーコネクトツー、ディンプス、ガンバリオンなどなど、ゲーム好きなら一度は聞いたことがあるという企業も多いのではないでしょうか。

3.外部制作会社
ゲームメーカーやゲーム開発会社で作成できないデータを作るのが外部制作会社です。
自社でデザインや楽曲が作れない場合、外の会社に依頼して作成してもらいます。

ただし、末端のクリエイターになるので「どんなゲームを作っているのか分からない」ことがあります。
4.その他
ゲームの問題を見つけるデバッガーや、IT企業、電気屋など様々な職種に就職します。
ですが、これらはゲーム専門学校へ通わなくてもできる仕事です。

IT業界の方が収入などは高額なので、途中から意図的にそちらへ行く人はいたりしますが、「ゲーム専門学校へ通った意味はあったのか?」と感じますね。
みんな入学当時はゲーム業界を目指していたのに、こうなってしまうのには理由があります。
過酷なゲーム専門学校の実態が気になった方はこちらを参照してみて下さい。
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【知らないと絶望】ゲーム専門学校の闇とは?卒業生が解説!
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ゲーム専門学校で就職は可能!でも就職先が大事
最後に改めてお伝えしますと、
ゲーム専門学校には、数年という月日をかけて、多額の学費を払って行くことになります。
たとえ就職できたとしても「ゲーム専門学校に通った意味はあったのか?」と問われるような就職先は全くもって意味がありません。
わたしは、ゲーム業界に入れなかった同級生が言った言葉がずっと記憶に残っています。
「面白くない仕事でも、給料が高いからやっている。」
確かにそれでも良いのかもしれません。

数百万円の奨学金返済が残り、数十年かけて返していっています。
ですが、毎日好きな物に囲まれて、好きを共有できる人達と一緒に楽しく仕事ができています。
長い時間を費やす仕事だからこそ、少しでも楽しく過ごしたいと思うのです。
もちろん、ゲーム専門学校には悪い側面もありますが、本当に頑張れば超楽しい環境で毎日仕事ができます。
そんな環境に興味がある方は、ぜひ一度ゲーム専門学校について調べてみてはいかがでしょうか?