こんにちはhamuwoです!
「子どもがゲームをやりたがっているけどやらせるべき?」「他のことが手につかなくなったら困る」という方に向けて、ゲームで得られるメリットとデメリットについてまとめていきます。
わたしはゲームを作る側の人間であり、子どものころからのゲーマーでもあります。
だからこそ分かる、得られるものや失ったものがあるので、そういった点もお伝えしますね!
メリットデメリットの結論としてお伝えしたいのは、
ゲームを遊ぶことで、コミュニケーションにつなげたり、スキルアップにつながっているならOK
ただし、時間を守って遊ばないといけない、ということです。
それでは解説に移っていきます。
目次
ゲームクリエイターが思う ゲームを遊ぶメリット・デメリット5選!
ゲームのメリット
まずはゲームで遊ぶメリットをまとめます!
ゲームのメリット
- 知識が広がる
- 想像力・計画性が身につく
- 認識能力が向上する
- 社会性が向上する
- 気持ちをリフレッシュできる
知識が広がる
ゲームで得られる知識というものは案外バカにできないものです。
たとえばわたしの場合だと、子どものころに「三国無双」というゲームが流行りました。
三国無双は中国の三国志をモチーフにしたアクションゲームです。
わたしもずっとプレイしていましたね(笑)
そこから三国志に興味を持ったわたしは、本屋に行って三国志の本を6シリーズほど買って読みました。
ゲームとはいえ、登場人物や大まかな歴史の知識があるので、スッと頭に入って来て、小学生だったわたしにも読みやすかったのです。
このように、ゲームで三国志を好きになれたことで、本を読む習慣が生まれて、以降いろんな本を読めるようになりました。
他にもゲームでは、現実世界が再現されたもので地理や方向感覚を身に着けたり、見たこともないものを使ったりするなど、新しい発見と気付きがたくさんあります。
こういった特別な体験ができるのはゲームの醍醐味ですね。
想像力・計画性が身につく
パズルゲームの「ぷよぷよ」で例えると分かりやすいですが、「ここでこう積んだら何連鎖できる」などは想像力と経験で成り立っています。
対戦ゲームなどの場合も、「相手がこう動いてくるだろうな」と予測して動くのが攻略法だったりします。
そういった想像力を日ごろから鍛えていると、人とのコミュニケーションや何か作業をする場で、「こう言ったら相手が怒るだろうな」「これをやったら後でマズイことが起こるな」と先を考えて行動する力が身につきます。
また、想像力を身につけることで、計画性も身につけることができます。
たとえば旅行に行くときに、交通手段に乗ってホテルへ行って一泊するので、その準備をする…というのは誰でもできます。
しかし、想像力があると「移動中に手が拭けるものがあったらいいな」「あると思っているホテルのアメニティがないかも」と考えて、他の人の計画性よりも一歩抜き出た計画を立てることができるでしょう。
認識能力が向上する
おもに空間把握の能力ですね。
この能力があると、以下のようなことができるようになります。
- スポーツが得意になる
- 地図を見ただけで地形や距離感を理解できる
- 危険な対象(車や自転車)と適切な距離を測って身を守れる。
この認識能力で対象物との距離が測れるようになると、球技などのスポーツが得意になるとされています。
ゲームでは、マップを見て行き先を決めたり、危険な対象(敵)と適切な距離をたもつ必要があるので、認識能力を鍛えるシュミレーションをしていると言っても過言ではないですね!
認識能力は、外で追いかけっこをしたりすることで鍛えられたようですが、現代では外で遊ぶことが減り、衰えてきているとされています。
こういった時代の問題に対して、外で遊べと言うのも悪くないですが、室内でできる認識能力アップの方法として、ゲームを遊ぶのも有効な手段ですね!
社会性の向上
「いや、家にこもってるんだから社会性なんて生まれないでしょ」と思った方もいらっしゃるかと思います。
しかし、今はゲームもオンラインにつながる時代で、顔も知らない人ばかりですがネットにも社会はあります。
たとえば、子どもの感覚でゲームの中でチャットをしていると、「礼儀と言葉使いがなっていない!」「あいさつぐらいしろ!」というように、大人に注意されます。
そういった人とぶつかることで、人との距離の測り方や、コミュニケーションの取り方が学べる環境があるというのは、ゲームの1つの良いところではないかと思いますね。
もちろん節度を守らないとトラブルに巻き込まれることもありますので、注意をして見てあげる必要があります。
単純なコミュニケーションよりも、SNSなどとの連携による身元バレに注意です。
ゲームの運営側もトラブルに対して対策を行っています。
自分で文書を作れなかったり、住所を入力させなかったり、アクセスを制限したり…などですね。
NintendoSwitchに関しては、そういった機能を親が制限する「みまもりSwitch」というアプリがあるので使ってみても良いかもしれませんね。
-
NintendoSwitchでゲームがやめられない!みまもりSwitchを自分に使ってみた
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気持ちをリフレッシュできる
遊び方次第ですが、日頃のストレスやイライラをゲームで解消することができます。
もちろんですが、適度にやるのがオススメです。
あまり没頭するとゲーム内でイライラが生まれてしまうので注意しましょう。
あのオリンピック金メダル2連覇を達成した羽生結弦選手も、休日はゲームをするといいます。
「リフレッシュや集中力を一瞬高めるためにゲームをする」「スケートのためにゲームをする」とのことです。
ゲームはあくまでリフレッシュの手段です。
遊ぶことが目的になると、無駄に時間を浪費するだけになるので注意しましょう。
ゲームのデメリット
続いて、ゲームで遊ぶデメリットをまとめます。
ゲームのデメリット
- 他のことをする時間が減る
- 集中力を途切れさせる
- 体調不良になりやすい
- 精神が不安定になりがち
- 不要な支出が増える
他のことをする時間が減る
何事もそうですが、何かをしていることによって失う時間があります。
ゲームをリフレッシュの一貫として利用するならいいですが、あまりに没頭しすぎると何も生みません。(プロゲーマーやゲームクリエイターなどを目指すなら別ですが…笑)
ゲームをするより、家族と話をしたり、仕事をしたりと、やるべきことはいくらでもあるので、できるだけそちらに時間を使うようにするのがいいですね。
ちなみに、わたしのオススメは1日30分です!
遊ぶゲームにもよりますが、30分以上やるとリフレッシュからイライラに変わってしまいますね(笑)
集中力を途切れさせる
ゲームがあるというだけで、他のことに向ける集中力が途切れます。
「遊びたいな…」「今日ぐらいはいいよね…」
わたしも今まで数えきれないぐらい、そう感じてきました。
もし、ゲームが既に家にあるなら、ルールを設けるなどの事前対策が必要です。
「宿題やってからじゃないとダメ!」「この時間やったら今日は終わり!」という風に、前もって約束しておきましょう。
中には「ルールをあまりにも破る!」「全然言うことを聞かない!」ということもあるかと思います。
現代では、「ゲーム障害」という言葉も生まれています。
日常生活に支障をきたすほどの問題を抱えることもありますので、あまりにひどい場合は一度調べてみてはいかがでしょうか?
ゲーム障害の定義や判断材料は、こちらにまとめています。
体調不良になりやすい
やっぱり夢中になりやすいゲーム、遊ぶ時間を守らないと体調に影響します。
一番の起きやすい問題は睡眠不足ですね。
これに関してはもう寝るしかないので、時間制限などルールを設けて睡眠時間を確保しましょう。
他に起きやすい健康被害として運動不足が上げられますが、こちらは正直ゲームじゃなくても起きる問題ですね(笑)
とはいえ、座ったままで凝り固まるのは体によくないので、定期的に立ち上がったりして、長時間遊ぶのは控えた方がいいでしょう。
精神が不安定になりがち
ゲームで遊ぶメリットとして、気持ちをリフレッシュできることを上げましたが、やりすぎると逆になります。
没頭しすぎると、ゲームで上手くいかなかったらイライラしたり、ゲームに怒ったり、コントローラーを投げつけたり、などエスカレートしがちです。
こちらも解決するには、時間制限が一番ですね。
長時間やればやるほど夢中になってしまうので、早めに切り上げられるようにするのが一番です。
無理に取り上げたりすると、余計に気持ちが荒れるので、そういった場合は子どもと相談するのがいいですね。
不要な支出が増える
わたしはゲームを作る側の人間ですが、ぶっちゃけ日常生活にゲームって必要ないですよね(笑)
リフレッシュのためならいいですが、他のデメリットを引き起こしてまで続けるものではないと思っています。
特にソーシャルゲームにハマると大変です。
ソーシャルゲームは同じことを繰り返す中で、課金ポイントなどが設定されている方式がほとんどです。
この時間は非常に勿体無いですし、課金しても現実世界には何も生まない、ただのデータです。
分かってはいてもやってしまう、という中毒性がありますので、ハマりすぎないように注意する必要がありますね。
まとめ
あらためて、ゲームで遊ぶメリットとデメリットをまとめます。
ゲームのメリット
- 知識が広がる
- 想像力・計画性が身につく
- 認識能力が向上する
- 社会性が向上する
- 気持ちをリフレッシュできる
ゲームのデメリット
- 他のことをする時間が減る
- 集中力を途切れさせる
- 体調不良になりやすい
- 精神が不安定になりがち
- 不要な支出が増える
最初にお伝えしましたが、ゲームを遊ぶことが、コミュニケーションにつなげたり、スキルアップにつながっているならOK。
ただし、時間を守って遊ぶことが大切です。
ゲームで得られるものも多く、わたしの場合「歴史好き」「本好き」「スポーツが得意」「超計画的思考」「初めて行く場所でも道に迷わない」といったものを手に入れたと思います。
時間さえ守って没頭しすぎないように管理してあげると、ほとんどのデメリットは発生しません。
何事もやりすぎはよくないですね。
また、「ゲームを利用する」という意識は非常に大事だと感じます。
ゲームを上手く利用して、子どもの将来の可能性を広げてあげられるといいですね。