こんにちはhamuwoです。
「ゲーム専門学校ってどんなところ?」という疑問を持つ、学生や保護者の方に向けて解説していきます。

実際に通っていたわたしが、ゲーム専門学校についてまとめていきます。
ゲーム専門学校とは?

ゲームクリエイター:ゲーム作りに関わる職業の総称。プログラマー・プランナー・デザイナーなどが存在します。
ゲーム専門学校に入学する条件は、高等学校卒業以上か同等の学力があると認められる必要があります。
入学試験はほぼないと言っていいので、事前知識などは不要です。(あったとしても、簡単な一般常識レベルの計算問題ぐらい)
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ゲーム専門学校の学科
ゲーム専門学校の学科の一例
- ゲームプログラミング学科
- ゲームプランナー学科
- ゲームデザイナー学科
- CGデザイン学科
- グラフィックデザイン学科
- キャラクターデザイン学科
たとえば、ゲームプログラマー学科では、ゲームプログラマー。ゲームプランナー学科では、ゲームプランナーを目指します。
ゲーム制作において、2Dや3Dのキャラクターデザイン、画面構成など、ゲームによってデザインの仕事幅が多くなるのでデザイン系学科の種類も多くなっています。
ゲーム専門学校の中には、学科の中に専攻があるところもあります。
ゲームプログラム学科に、スマートフォン専攻やVR・AR専攻。
ゲームプランナー学科に、シナリオライター専攻やゲームディレクター専攻などがあったりします。
ゲーム専門学校の在籍期間

「ゲーム専門学校で4年も必要なの?」と思われた方もいらっしゃるかと思います。
もちろん、4年も通うとかかる学費も高くなりますよね。
実際にプログラミング学科に4年通ったわたしの感想としては、
もちろん、4年かけて勉強するわけですから、2年制の学生よりも有名企業に就職している学生は多いです。
ですがその反面、堕落して毎日遊びに学校へ来ている学生も多く、最終的にゲームと関係のない企業に就職する人も多かったです。
これほど差が開くのは、4年という期間とモチベーションの差が影響します。
「ゲーム専門学校に行きたい」というのは、単純に「ゲームで遊ぶのが好き」なだけではないでしょうか?
「ゲームを作ることが好き」になれないと、ゲーム専門学校でやっていくのは難しいです。
ゲーム専門学校の学費

初年度のみ入学金がかかるので、10万〜30万ほどの初期費が発生します。
仮にゲーム専門学校へ4年通うと、合計で490〜630万円ほどの費用がかかることになります。
ただし、これは授業料や施設維持費にかかる費用のみです。

もちろん、かかる費用はそれだけではないので、資金には余裕を持って通いたいところです。
奨学金制度があるため、通えないことはないでしょうが、莫大な借金を抱えることになります。
「何年間、何歳まで返済することになるのか?」「そのお金があれば将来どんなことができるのか?」
社会に出ると分かりますが、奨学金の返済は本当につらいです。
学生時代は楽しいので、ついつい使ってしまいがちですが、無理しない借り方や進学をおすすめします。
ゲーム専門学校の就職先
ゲーム専門学校へ通った学生の就職先は主に3種類あります。
ゲーム専門学校の就職先
- ゲームメーカー
- ゲーム開発会社
- 外部受注会社
1.ゲームメーカー(パブリッシャー)
自社で企画・制作・販売までを行うゲーム会社です。任天堂・CAPCOM・SEGAなどの有名大手企業を指すことが多いです。
企画や制作を行う会社は他にも多く存在しますが、販売を行っているゲーム会社(ゲームメーカー)は数が少ないです。

2.ゲーム開発会社(デベロッパー)
ゲームメーカーから発注を受けてゲームの制作を行う企業です。
ゲームメーカーと比較すると、とても数が多いのが特徴です。
任天堂周りを上げるだけでも、ポケモンのゲームフリーク、カービィのハル研究所、ファイアーエムブレムのインテリジェントシステムズなどがあります。
他にも、バンダイナムコスタジオ、プラチナゲームズ、サイバーコネクトツー、ディンプス、ガンバリオンなどなど、ゲーム好きなら一度は聞いたことがあるという企業も多いのではないでしょうか。

3.外部制作会社
ゲームメーカーやゲーム開発会社で作成できないデータを作るのが外部制作会社です。
自社でデザインや楽曲が作れない場合、外の会社に依頼して作成してもらいます。

しかし、末端のクリエイターになるので、「どんなゲームを作っているのか分からない」ことがあります。デザイナーが多い印象です。