【現役クリエイター解説】ゲームクリエイターとはどんな仕事をする人?

こんにちはhamuwoです。

「ゲームクリエイターってどんな仕事をするの?」という方に向けて、ゲームクリエイターとは何か?を解説していきます。

 

ゲームクリエイターといえば、小学生のなりたい職業ランキングでTOP10に入る人気の職業です。

なんとなく「ゲームクリエイターを目指してみようかな?」という学生の方や、「子供がゲームクリエイターになりたいと言い出した!」という親御さんの参考になれば幸いです。

 

hamuwo
わたしは某ゲーム会社の現役クリエイターで、ゲームの企画や開発を行っています。

現場の目からゲームクリエイターがどんな仕事をしているかを、深く解説していきます!

 

ゲームクリエイターとは?

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ゲームクリエイターとは、ゲーム作りに関わる人の総称です。

「ゲームクリエイター」という職業自体はありません。

ゲームを動かすゲームプログラマーや、アイデアを考えるゲームプランナー、画面のデザインをするゲームデザイナーといった職種に分かれています。

一般的に会社勤務している人のことを指しますが、個人で活動するゲームクリエイターも存在しています!

 

ゲームクリエイターの種類と仕事

ゲームクリエイターにはいくつか種類があります。

ゲームクリエイターの種類

  1. ゲームプロデューサー
  2. ゲームディレクター
  3. ゲームプログラマー
  4. ゲームプランナー
  5. ゲームデザイナー
  6. サウンドクリエイター

ここで上げた種類は一部で、もっと細かく分かれることもあれば、他の会社に依頼するので存在しなかったりします。

 

1.ゲームプロデューサーの仕事

ゲームクリエイターと呼ばれる人の中で、トップと言っていい職種です。

ゲーム会社に就職してすぐになれる職種ではなく、プログラマーやプランナーなど、他職種を経由してなることが多いです。

 

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仕事内容ですが、実はゲームを作ることから少し離れた職種でもあります。

ゲーム開発をするうえで必要な、予算・人員・スケジュールを決定したり、他会社との連携や交渉を行います。

会社の役員が兼任することも多いので、プロデューサー専属としては存在しないこともあります。

 

2.ゲームディレクターの仕事

ゲーム制作プロジェクトの指揮役に当たる職種です。ゲームが面白くなるかはこの人にかかっています!

ゲームディレクターもプロデューサーと同じく、未経験ですぐになれる職種ではありません。

 

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全体の指示を受け持つ仕事ですから、各職種の理解が求められます。

仕事内容は、プロデューサーとの打ち合わせや各メンバーへの伝達、作業割り振りや仕事内容の把握など多岐に渡ります。

上にはゲームプロデューサー、下にはプログラマーなどがいるので、板挟みに合いやすく責任が重い職種でもあります。

 

3.ゲームプログラマーの仕事

ゲームプログラマーとは、ゲームの中身を作る人です。

プログラミング言語を理解して、ゲームを動かすためのプログラミングを行うのが主な仕事になります。

プログラミング言語:コンピュータを動かす命令を書くための言語で、C++、C#、JavaScriptなどの種類があります。

プログラミング:コンピューターを動かす命令文を書くこと。コーディングとも言います。

たとえば、ゲーム内のキャラクターを動かしたり、ダメージの計算をしたり、攻撃が当たったかどうかを検出したり…ということをします。

 

仕事の範囲が広くて多く、一般的にプロデューサー→ディレクター→プランナー→デザイナー→プログラマーという流れで仕事が来るので、スケジュール終盤に過酷になりがちです。(笑)

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この人がいないとゲームは絶対に作れない!という超重要な役職なので、技術があれば重宝されますね!

 

4.ゲームプランナーの仕事

ゲームプランナーは、ゲームの企画や仕様をまとめたり、データ管理などを行う仕事です。

「自分の考えたゲームを実現できる職種!」と勘違いされがちですが、ハッキリとお伝えします。

 

hamuwo
ゲームプランナーは雑用係です。(笑)

「そうなの!?」と思った方もいらっしゃるかもしれませんが、雑用と言うのには理由があります。

 

ゲームプランナーになるために特別な技術は必要なく、プログラマーやデザイナーでもできる仕事を行うからです。

もちろん、プランナーからディレクターになったりする優秀な人はいますが、ゲームプランナーは経歴は残りますが、技術は残らない職種です。

目指す場合は、プログラミングやデザインなどもできるようになった方が、将来的におすすめです。

 

5.ゲームデザイナーの仕事

ゲームデザイナーの仕事はプログラマーよりも細かく分かれています。

UIデザイナーや、キャラクターデザイナー、コンセプトアーティスト。3Dゲームになるとモデラーやモーションデザイナーといった職種もあります。

UI:ユーザーインターフェース。コンピューターの情報を人間に分かりすく伝えるための表示。

 

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デザイナーの仕事は多くのツールを使用することが特徴です。

UIデザインなどはフォトショップやイラストレーター、キャラクターデザインやモーションはBlenderやSpineといったツールを使って作成します。

併用することも多く、幅広いツールへの理解が求められます。

 

6.サウンドクリエイターの仕事

サウンドクリエイターの仕事は、ゲームに合わせたBGMやSEを作成することです。

サウンドクリエイターは全体数が少なく、1,2人でゲーム1本の楽曲を作り上げることが多いです。

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サウンドクリエイターは社内に所属していないことも多く、外注することが多い仕事になります。

 

ゲームクリエイターの就職先

ゲームクリエイターの就職先は主に3種類あります。

ゲームクリエイターの就職先

  1. ゲームメーカー
  2. ゲーム開発会社
  3. 外部受注会社

 

1.ゲームメーカー(パブリッシャー)

自社で企画・制作・販売までを行うゲーム会社です。任天堂・CAPCOM・SEGAなどの有名大手企業を指すことが多いです。

 

企画や制作を行う会社は他にも多く存在しますが、販売を行っているゲーム会社(ゲームメーカー)は数が少ないです。

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知名度が高い企業が多いので、多くのゲームクリエイター希望者が目標とする就職先ですね。

 

2.ゲーム開発会社(デベロッパー)

ゲームメーカーから発注を受けてゲームの制作を行う企業です。ゲームメーカーと比較すると、とても数が多いのが特徴です。

 

任天堂周りを上げるだけでも、ポケモンのゲームフリーク、カービィのハル研究所、ファイアーエムブレムのインテリジェントシステムズなどがあります。

他にも、バンダイナムコスタジオ、プラチナゲームズ、サイバーコネクトツー、ディンプス、ガンバリオンなどなど、ゲーム好きなら一度は聞いたことがあるという企業も多いのではないでしょうか。

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ゲームメーカーと比較すると、仕事内容の幅が広くなりやすく、複数の職業を兼任することも多いです。

 

3.外部制作会社

ゲーム開発会社と少しややこしいですが、ゲームメーカーやゲーム開発会社で作成できないデータを作るのが外部制作会社です。

自社にデザイナーやサウンドクリエイターがいない場合、外の会社に依頼してデザインやBGMを作成してもらいます。

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制作で困ったときの助っ人として心強い存在です!

ですが、末端のクリエイターになるので、「完成までどんなゲームを作っているのか分からない」ことがあります。

 

ゲームクリエイターの年収

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わたしの周辺情報をまとめると、新卒の年収は300万前後です。(専門卒22歳)

一般的に大学を卒業した新卒の平均年収は200万~250万といわれているので、ゲームクリエイターの年収は一般平均よりも高くなっています。

専門的な技術が必要ですし、過酷な労働環境になりがちなので、それぐらいは欲しいですね。(笑)

 

その後、プランナーからディレクターになったり、プロジェクトのメインプログラマーになったりすると、ガンガン上がるようです。

入社から2,3年で会社のエース的なプログラマーになった先輩は、「年収2倍ぐらいになった」と言っていましたね。

ゲームクリエイターは競争率が激しいので、就職までが大変ですし、就職してからの努力も大切ですね。

 

ゲームクリエイターになった感想

わたしがゲームクリエイターになった感想を一言で伝えると…、

hamuwo
仕事はつらいけど毎日超楽しいです!

 

もちろん、開発には多くの人が関わるため、スケジュールが遅れたりすることも多く、法律スレスレの残業時間や泊まり込みなど過酷な状況はあります。(笑)

ですが、ゲームクリエイターというのはゲーム好きな人ばかりです。

 

hamuwo
毎日ゲームが好きな人達に囲まれて、ゲームの話をしながら、ゲームを作るというのは最高に楽しい環境です!

 

好きなことを仕事にした上に、収入も低くないですし、残業が少ない会社に転職してから結婚などもできたので、仕事以外も充実した日々を送ることができています。

「つらい・眠い・しんどいを好きで乗り越えられる!」という熱意のある人にはおすすめできる職業です!

 

ゲームクリエイターになるには

ゲームクリエイターになるために、特別な資格は必要ありません。

ですが、前述の通り、非常に人気がある職業なので道のりは険しいです。

「ゲームクリエイターとして就職したい!」という人に向けて、ゲームクリエイターになる方法をまとめます。

ゲームクリエイターになるには

  1. 独学で勉強する
  2. ゲーム専門学校へ行く

 

1.独学で勉強する

そもそも、現在活躍している有名ゲームクリエイターは、ゲーム専門学校などがない頃から独学で勉強して今のような立場になっているわけです。

とはいえ、ゲーム業界への就職も難易度が上がり、昔と同じように1人で勉強しても業界就職は難しいでしょう。

 

現代ではゲームクリエイターになるための独学用カリキュラムが用意されています。

たとえばTechAcademyでは、ゲーム専門学校ほどの高額な費用をかけずに、ゲームクリエイターを目指すことが可能です。

 

hamuwo
ゲームクリエイターを目指すならTechAcademyのUnity講座がおすすめです。

Unityはゲームエンジン(ゲーム制作のためのツール)で、難しいプログラミングを行わなくても、エンジンがある程度肩代わりしてくれるので、簡単にゲームを作ることができるようになります。

Unityは業界内でも多く使用されているので就職口も多く、Unityでゲームを1つ作れるようになるだけでも、業界就職は大きく近づきます

 

ゲーム専門学校に通うメリットとなる「分からないことを知っている人に聞ける」というメリットも、TechAcademyではメンターが付いているので解決できます。

 

「オンライン学習なんて怖い…。」「よく分からない講座に申し込むのは不安」という方には、無料体験もあります。

無料体験の内容はWebサイト構築のプログラミングですが、プログラミングの基礎的な考え方に触れることができるので、ゲーム系のプログラミングにもとっつきやすくなります。

 

2.ゲーム専門学校へ行く

もう1つの手段として、ゲーム専門学校へ行くという方法があります。

わたしもゲーム専門学校を卒業してゲームクリエイターになりました。

 

ですが、ゲーム専門学校へ行くのには注意が必要です。

hamuwo
ゲーム専門学校へ行けば、ゲームクリエイターになれるわけではありません。

一生背負う大金を支払って通うことになるので、しっかり調べてから通うことをおすすめします。

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