ゲーム専門学校に通ってゲームクリエイターになったhamuwoです。
ゲーム専門学校に通いたいと考えていると、どんな学校に行けばいいか調べるのって大変ですよね…。


わたしも大阪出身ですので 、高校3年の頃に体験入学に行ったり資料請求したりと頭を悩ませました。
ゲーム専門学校に通ったゲームクリエイターだからこそ分かる、各ゲーム専門学校の特徴やデメリットなどもご紹介していきます!
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【全国版】どこに通えばいい?おすすめのゲーム専門学校!学費やカリキュラムを比較した結果をご紹介!
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目次
大阪のゲーム専門学校


大阪のゲーム専門学校は、約10校ほどあります。
今回はカリキュラムなどの面から、特におすすめできる6校について解説していきます!
HAL大阪
HAL大阪
■所在地・最寄り駅
梅田
■4年制学科
ゲームデザインコース、ゲーム企画コース、ゲーム制作コース
■2年制学科
ゲーム学科
■夜間学科
ゲーム学科
■学費(ゲーム4年制)
入学金:280,000円
年間合計:1,353,000円
※上記の他に教材費(教科書・プリント等)が必要。2020年入学時の金額実績は33,500~80,000円(学科により異なる)。
※2年目以降は、前年度の学費に50,000~90,000円(学科により異なる)を加算。

梅田の駅前に校舎があるので通学がしやすく、任天堂への内定者を出すなど、他のゲーム専門学校にはない実績があります。
HAL大阪の特徴
- 最新の環境で4年間ガッツリ勉強できる!
- 就職できなければ学費免除で2年間サポート!
- 日本ゲーム大賞アマチュア部門に16年も連続入賞!

日本ゲーム大賞アマチュア部門とは、簡単に言うとゲーム制作の甲子園。
数100点のゲームを現役プロが評価して、優秀な作品を表彰するコンテストです。

HALには就職に特化したカリキュラムがあるからこそ、16年連続の入賞実績が出せるということですね。
ちなみに、HAL公式サイトでは「東京・大阪・名古屋の校舎を合わせた入賞実績」と記載されていますが、HAL大阪のみで16年連続で達成しているというとんでもない学校です!

4年間通うことももちろんですが、年度ごとに利子のように上がる学費はかなり重くなります。
ですが前述のとおり、とてつもない就職や入賞の実績を持っているので経済的な問題がなければおすすめできる学校です。
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【就職を完全保証】HALの学費・評判・おすすめできる人をご紹介!
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ECCコンピュータ専門学校
ECCコンピュータ専門学校
■校舎・最寄り駅
梅田・中崎町
■4年制ゲーム学科
ゲームプログラミング専攻、ゲームCG専攻、ゲームプランナー専攻
■3年制ゲーム学科
ゲームプログラム開発コース、CGデザインコース(ゲームキャラクター専攻、3DCG専攻)
■学費(4年制)
入学金:180,000円
年度合計:1,200,000円
※教材費が別途必要。(約5,000円~約33,000円)
※諸経費が別途必要。(約40,000円〜約75,000円)

HAL大阪と同じく梅田周辺に校舎を置くECCコンピュータ専門学校ですが、ゲーム専門学校の中でも高い「業界就職率」が特徴です!
ECCコンピュータ専門学校の特徴
- 業界就職率75.9%と高い数値!
- 最大9つのレベルに分かれる授業!
- 日本ゲーム大賞アマチュア部門6年も連続受賞!
「就職率」の高さをアピールするゲーム専門学校は多いですが、就職率が高くても、ゲーム専門学校に入ったのに全く関係の無い仕事に就く人が意外と多いです。
ですがECCコンピュータ専門学校は、

また、サボったりする学生も多いゲーム専門学校の環境で、レベル別の授業を行っているのはメリットの1つです。
下のレベルに合わせることなく、ゲーム専門学校で頑張っている学生に応えてくれる学校であると言えます。

大阪(梅田)駅は幅が広いので、仮にJR大阪駅から降りると10分以上徒歩で通学することになります。
とはいえ、もっと時間のかかる学校は他にもありますし、大阪梅田の一等地にあるので、アクセスが悪いというほどではないです。
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【レベル別授業でスキルアップ】ECCコンピュータ専門学校の学費・評判・おすすめできる人をご紹介!
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アミューズメントメディア総合学院
アミューズメントメディア総合学院
■校舎・最寄り駅
新大阪・西中島南方・南方
■2年制学科
ゲームプログラマー学科、ゲームクリエイター学科(プランナー・ディレクター)、ゲーム・アニメ3DCG学科
■学費
入学金:100,000円
初年度合計:1,380,000円
2年次:1,280,000円
※別途教材費等が必要。

2年制の学科のみで年数が短く、短期で集中的に勉強してゲームクリエイターを目指す学校です。
AMGの特徴
- 2年間のカリキュラム
- 講師は100%現役クリエイター
- AMGグループとの産学共同体制

2年だから教育の質が低いということもなく、講師は100%現役のクリエイターで、AMGの業界就職率はECCを上回る約98%と驚異的な数字です。(2017年時点)
この数値について詳細な明記がないので、ゲームデバッグや販売などの仕事も含まれている可能性はあります。
ですが、わたしの周りでも2年勉強してゲーム会社に就職する人はいましたし、AMGグループという制作も行っているグループ会社があるので、そちらにも入社していると考えれば違和感の無い数字です。
卒業生も所属するAMGグループの制作会社と産学共同を行うなど、


もちろん、大手企業への就職実績はありますが、大学・大学院・社会人を経て就職している人が多いです。
ですが前述の通り、2年でゲームクリエイターになること自体は不可能ではなく、高卒からでも大手に就職している人もいますので、個人の努力次第にはなりますね。
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【2年でゲームクリエイター】アミューズメントメディア総合学院の学費・評判・おすすめできる人をご紹介!
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ヒューマンアカデミーゲームカレッジ
ヒューマンアカデミーゲームカレッジ
■校舎
大阪(大阪市中央区)・名古屋・京都・神戸(兵庫)・広島・福岡(福岡市)・鹿児島・那覇(沖縄)
※大阪近辺または西にあり、ゲームカレッジがある校舎のみ選別しています。
■3年制学科
プログラム専攻、企画・シナリオ専攻、グラフィック専攻、アニメーション専攻
■2年制 夜間・週末(短期)講座
2Dアニメーションや、3DCGなどデザイン系のみ
■学費(3年制学科)
初年度合計:960,000~1,600,000円
※校舎によってかかる学費が異なります。

ですので、「進学するために大阪に行かないといけない」と思っていた地方の方にもおすすめできる学校になります。
ヒューマンアカデミーの特徴
- 講師1人あたり学生4.5人の少人数クラス
- 在学中に10本制作する実践的な授業
- インターンシップで最大80%の学生が就職

他のゲーム専門学校で多いところは30人前後になりますので、聞きたい時に質問しやすい環境だというのはヒューマンアカデミーを選ぶ理由になります。
また、ゲームクリエイターとして就職する際に必須なのが制作物です。
制作物でどれだけ良いものが作れるか?どれだけの数作ってきたか?というのは企業にアピールできる要素になるため、在学中に10本もゲームを制作するカリキュラムは理にかなっています。

インターンシップではプロの仕事現場でコミュニケーションを取りながら制作を進めるため、普通に授業を受けるより経験値は段違いです。
実際に就職するかを検討する材料になりますし、就職しても4月からのスタートを勢いよく切れるでしょう。

ですが少人数クラスのため、学生1人あたりにかかる学費が高くなるのは理解できます。
また、専門学校に通う意味の1つになる先生に質問しやすい環境や、就職のために必要な制作物を重視したカリキュラムなど、通う理由が多くあるゲーム専門学校だと言えますね!
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バンタンゲームアカデミー
バンタンゲームアカデミー
■校舎
なんば(難波)
■3年制学科
ゲームプログラム学科、ゲームグラフィッカー学科、キャラクターデザイン学科
■2年制学科
ゲームプログラマー学科、ゲームグラフィッカー学科、キャラクターデザイン学科、ディレクター/プランナー学科、サウンドクリエイター学科
■学費(3年制学科)
入学金:100,000円
年度合計:1400,000円
※教材費(3万円~27万円)が別途必要。教材費は専攻により異なる。
※2年次以降は上記の学費を納入。(入学金はかからない)
※2年次以降の教材費は新たな教材が必要な専攻のみ納入。

全体の90%を締めるほどの割合で、個人の制作やチーム制作を行っています!
バンタンの特徴
- 約90%を締める実践的な授業
- 講師は100%現役プロ
- 4500以上のオンライン授業動画
就職のための制作物を作ることは大切ですが、企業のゲーム開発はプロジェクト単位で行うものですので、コミュニケーション力が重要です。
授業の中ではチーム制作も行うため、

講師は現役のプロが100%なので、最新の技術や情報を取り入れるのにも事欠かない環境だと言えます。
公式サイトから講師の情報が確認できるのも特徴で、「この人に教えられるんだ」というイメージを持って入学することができます。

全くの未経験でも予習して授業にのぞめる環境があるので、「授業についていけるか不安…」という方にもおすすめできます。

たとえば、「希望業界への就職率100%」と記載されていますが、入学すれば全員がゲーム開発に携われる訳ではないはずです。
「業界就職率」という数字を出してゲーム販売との差別化も明示している学校もある中で、「希望業界への就職率」という言葉は曖昧で、学生が仕方なく選んだ就職先でも希望した業界になるのではないか?と疑問が浮かびます。
とはいえ、大手ゲーム会社への就職実績もあるため、あながち間違いではないかもしれません。
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【実践授業が90%】バンタンゲームアカデミーの学費・評判・おすすめできる人をご紹介!
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OCAデザイン&IT専門学校
OCAデザイン&IT専門学校
■校舎
大阪市西区
■4年制ゲーム学科
スーパーゲームクリエイター専攻、スーパーCGクリエイター専攻
■3年制ゲーム学科
ゲームグラフィック&キャラクター専攻、CG&映像クリエイター専攻、ゲームプログラマー専攻
■学費(4年制)
初年度:1,505,800円(入学金込み)
2年次以降:1,525,800円
※教本・教材費が別途必要(約30,000〜65,000円)入学時のみ
※海外実学研修積立金が別途必要(100,000円)入学時のみ
参加費総額40,000円前後。渡航前に残額費を支払い。
※健康管理費が別途必要(20,000円)年額
※2019年の情報になります。

学校名にデザインと名が付いていますが、プログラムや企画の学科も存在します。
OCAの特徴
- 2つの専攻を無料で受講!
- 4年間勉強して高度専門士の資格を取得!
- 1300社と産学連携!プロと同じ実践的な制作!

自分のスキルの幅を広げることはもちろん、ゲームクリエイターに重要な多職種とのコミュニケーション力を高めることができます。
また、産学連携を行っている企業数が多く、依頼を受けてプロと同じ流れで制作を行う実践的なカリキュラムがあります。
ゲームを作れることも大切ですが、プロの制作の流れを理解していると入社後のスタートダッシュで大きな差をつけることができます。

就職実績を見ると、ゲームグラフィックなどデザイン系学科の実績が多く、プログラムや企画などで有名な企業に就職した実績が少ないです。
ですが逆に、大阪でゲームデザイナーを目指すならここがおすすめ!と言えるほどのデザイナー就職実績を持っています。
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【無料で2つの専攻】OCA大阪デザイン&IT専門学校の学費・評判・おすすめできる人をご紹介!
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どのゲーム専門学校がおすすめ?


ゲーム専門学校に通うにあたって、学費・距離・年数など様々な問題があるかと思います。
今回は1番ネックになる、学費と学校のカリキュラムにスポットを当てるため、通学年別にゲーム専門学校のカリキュラムを比較していきます。
4年制のゲーム専門学校
リアルな話ですが、4年制のゲーム専門学校をおすすめできる人は、経済的な余裕があることが前提となります。
4年間という長い期間を預けることになるので、「青春すべて捧げてでもゲームクリエイターになるんだ!」という強い覚悟を持っている方におすすめできます!
4年制の大阪ゲーム専門学校
- HAL大阪
- ECCコンピュータ専門学校
- OCAデザイン&IT専門学校
どの学校も大学卒業と同等の学歴を表す、高度専門士の資格を習得できます。
4年通うため、経済的な負担は卒業までに500万を超えるでしょう。

各校のカリキュラムや実績を特筆すると、
HAL大阪:就職やコンテストなどの実績を求める。
ECCコンピュータ専門学校:業界就職率とレベルに合った環境を求める。
OCAデザイン&IT専門学校:2つの専攻でスキルの幅を広げたいデザイナー志望。
といったところでしょうか。
2,3年制ゲーム専門学校
大学・大学院・社会人を経由した方や、経済的な余裕がない方、大手への就職にこだわらない方におすすめできます。
…と、悪いことばかり言っていますが、
むしろ、4年制と比べて隙なく組まれたカリキュラムが多く、講師の質や企業との連携、独自の教育システムなどおすすめできるポイントが多いです。
2,3年制の大阪ゲーム専門学校
- アミューズメントメディア総合学院(2年)
- ヒューマンアカデミーゲームカレッジ(2年,3年)
- バンタンゲームアカデミー(2年,3年)
100%現役のプロが講師である、AMGとバンタン。
実践的な授業が多い、ヒューマンとバンタン。
企業との提携が厚い、AMGとヒューマン。

AMG:最も学費が安くなる2年制に特化したカリキュラム。
ヒューマン:1講師あたり学生約4.5人という手厚いサポート。
バンタン:4500以上のオンライン動画授業が受けられる。
どれも魅力的ですが、どれを良しとするかは個人次第です。
まとめ
最後になりますが、気になった学校があったら、資料請求や体験入学に行くことをおすすめします。

資料請求をしたからといって、「入りませんか!?」と電話がかかってくることはありませんし、なんといっても無料です。
